FF14のプレイは多ボタンマウスと左手デバイスがおススメ

アイキャッチ・FF14のプレイは多ボタンマウスと左手デバイスがおススメ PC周辺機器

PC版のFF14をプレイするにあたり、私は最初PC用の汎用ゲームパッドを使っていました。

ですが、どこかの掲示板で「多ボタンマウス(Logicool G600)と左手デバイス(Logicool G13)の組み合わせが最強で、1度この環境に慣れると戻れなくなる」というレスを読み、「ホンマかいな」と思いつつ試しに両デバイスを購入して使ってみたところ、最初のころは不慣れで「うーん、これイイか?」と四苦八苦したものの、慣れてしまうと確かにその通りで、もはやこれ以外の環境は考えられなくなっています。

FF14の入力デバイスに関しては定期的にネット掲示板でも話題に上りますが、最近のスレッドをたまたま目にしたところ、未だに「ゲームパッドで充分」とか「普通のマウスキーボードでプレイしてるが?」とか「多ボタンマウスとゲームパッドの組み合わせが最強」等と訳の分からないレスが山盛りで地獄の様相ですね。

私に言わせれば「多ボタンマウス+左手デバイス以外考えられない」というのが結論です。

吉田PもLogicool G600とG13の組み合わせでプレイしており、G13の予備を複数台持っているという話でしたよね。

ですが、そもそも「特にゲーミング用の左手デバイス」がまだまだ一般的では無く、そんなもの使って何が便利なのかピンと来ない人が多いのかもしれません。

なので今回は私がFF14で多ボタンマウスと左手デバイスをどう使っているのかを紹介したいと思います。

私のFF14用入力デバイス遍歴

私はFF14はPC版でプレイしているのですが、最初から多ボタンマウスや左手デバイスを使っていたわけではありません。

遍歴と言う程大した事はないのですが、

ゲームパッド+キーボード(チャット用)

Logicool G600+ Logicool G13+キーボード(チャット用)

Logicool G600+ MH-Delta+キーボード(チャット用)(今ココ)

と言う感じで使用デバイスが変わっています。

キーボードはチャット用に必須として、ゲームプレイの基本は最初はエレコムとかが発売している一般的なゲームパッドを使っていました。

マウス+左手デバイスのスタイルに変わってからマウスはG600一択で、故障しては買い替えながら使い続けています。

左手デバイスもG13をずっと使っていて他の機種は一切触っていなかったのですが、最近発売されたMH-Deltaに乗り換えました。

以前吉Pが監修したHORI製のG13もどきも一応買ってはあるのですが、1度もPCに繋いでいないお蔵入り状態です。

多ボタンマウス+左手デバイスのメリット

ゲームパッドの場合、基本的にパッド表面にあるデジタルボタンは十字キーの4方向とABXYの4個、スタート、セレクトのみです。

左手の親指は左スティックでキャラ移動、右手の親指は右スティックでカメラ操作をしつつ、十字キーとABXYを押すのも両手の親指です。

L1,L2,R1,R2もありますが、これらは両手の人差し指、あるいは中指で押す事になります。

普通のアクションゲームはこれでプレイできるようにデザインされていますが、FF14の場合はMMOという事もあり戦闘時に20~25種類のスキルを決まった順番で遅延なく押し続けなければなりません。

これをスキル回し(スキルローテーション)と言います。

当然ゲームパッドではスキルの数に対してボタンが足りないので、R1,L1等を駆使してガチャガチャとページを切り替え、目的のスキルボタンを表示させて押す、というプレイスタイルになります。

戦闘のテンポが遅いゲームならともかく、FF14の場合は0.1秒単位でスキルを回す事ででDPS値を上げる必要があり、且つ怒涛の弾幕避け、安地踏みゲームです。

なのでゲームパッドでプレイしていた時期はボタン入力が不便だなあと思っていました。

プレイできないというわけでは無いのですがとにかく「不便」、この一言に尽きます。

そんな時にどこかの掲示板でG600 + G13の組み合わせが最強とのレスを見て、じゃあと試してみたところ、圧倒的にスキル回しが楽になりました。

普通に考えて、MMOのような多数のスキルを駆使するゲームにおいてゲームパッドでは明らかに非効率過ぎます。

パッドの場合、両手を使っているのにも関わらず殆どの入力が親指のみに集中しているからです。

対して多ボタンマウス+左手デバイスの組み合わせだと、今まで「仕事せずに遊んでいたあらゆる指」が何らかのボタン(キー)を押す事に使えるので効率が段違いです。

左手親指は左手デバイスのスティックでキャラの移動操作を行い、カメラの回転は右手全体でマウスのドラッグにより行います。

右手の親指は多ボタンマウス側面の12個のボタンを押すという事で相変わらず最も多忙な指となりますが、右手人差し指、中指はマウスの左右クリック、中ボタン、マウスホイール操作等を同時にこなす事ができます。

左手デバイスを使うと、左手親指は基本的にスティックでキャラ操作を行いつつ親指付近のボタンを押す事もできますし、何より左手の人差し指から小指までの全てがスキル回しのために使えます。

ゲームパッドのみでプレイする事も可能なんでしょうが、1度この効率の違いを経験すると二度とパッドには戻れません。

それぐらい世界が違います。

多ボタンマウスLogicool G600をFF14で使う

Logicool G600はマウス左側面に12個のボタンが付いている多ボタンマウスで、元々がMMO向けに開発された商品です。

この製品の特長としては、G-modeという概念があり、G-modeを1~3に切り替える事で全てのボタンのアサインを3種類の中で切り替える事ができます。

これが他社製品と一線を画す機能であり、つまりG600は本体のボタン数x3倍のキーアサインができるという事になります。

もう一つ、Logicool製品の特長としてGシフト、というものがあります。

このGシフトという機能、私は全く使っていませんが一応説明しておきます。

これはG600で言うと、マウス右ボタンのさらに右、薬指を置く位置にもクリックボタンがあり、デフォルトではこれにGシフトの機能がアサインされています。

Gシフトというのは、このボタンを押しながら他のボタンを押す事でGシフト+ボタンという入力になる、という機能です。

全く意味が分からないかと思いますが、要はCtrl + Cのような入力ですね。

例えば、GシフトボタンにCtrlを割り当て、左側面の12個あるボタン(G9~G20)のうち、G9にCをアサインします。

G9だけ押した場合はCが入力されますが、Gシフトボタンを押しながらG9を押すとCtrl  + Cが入力された事になります。

この機能、キーボードのAlt , Shift, Ctrlをマウスでも実現しようとかいう完全な勘違いコンセプトで追加されたものだと思いますが、先に書いたように私は全く使っていません。

というか、この機能、全く使い物にならないと思っています。

何故使い物にならないかを説明するのはやぶさかではありませんが、本来書きたい事と全く異なるテーマなので割愛します。

この使い物にならないLogicoolのGシフト機能は未だに最新機種にも継承されているようですが、謎過ぎます。

G600でFF14をプレイするのに関しては、私はGシフトの機能はどこにもアサインしていないし、意図的に封印しているとだけ言っておきます。

FF14におけるG600のキーアサイン

まずホットバーがこうなっています。

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これは一例として戦士のホットバーなんですが、ホットバー1~3を縦に並べて、12個ずつGモードの1~3(緑、赤、白)に割り当てています。

私はLogicool製品の制御に関しては、バグが一層酷くなった新しいLogicool G Hubではなく、旧制御ソフトの、まだバグがマシなLogicoolゲーミングソフトウェアを使っています。

アサインは以下のようにしています。

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マウスホイールの左右でGモードを切り替えるようアサインしています。

Logicoolゲーミングソフトウェアのアサイン画面では「モードスイッチ(G600)」となっていますね。

なので、Gモードを切り替えれば右手のG600だけでホットバー1~3のどのボタンも押せるという事になります。

ですが、実際にはGモードの切り替えは戦闘中は行いません。

戦闘中はGモードは赤にしたまま、右手の親指で赤枠の12個のスキルを押します。

同時に緑枠の12個のスキルは左手デバイス(MH-Delta)で押します。

白枠にも4個の戦闘スキルが割り当ててありますが、この4個のスキルも左手デバイス(MH-Delta)で押しています。

つまり、戦闘中は右手と左手でスキルボタンを押しながら、マウスのドラッグでカメラを操作、左手のスティックでキャラの操作を行っています。

また、G600側では赤と白の枠のホットバー内ボタンしか操作しません。

Gモードは赤、白、緑と切り替える事ができるのですが、G600側で緑の枠のボタンを押す事は無いです。

戦闘中は赤のみ、逆に移動中は白のみ、という切り替えをしています。

白に切り替えるのはテレポ及びマウントの乗り降りのためだけです。

これは何故かというと、左手でスティックを操作してキャラクターを移動させながら、同時に右手でマウントの乗り降りをするのが最も素早く行動できるからです。

モブハントとか、ギャザラーで素材集めをしている時とか、移動効率を突き詰めるとこうなります。

同じ理由で、G600のG8ボタンにはダッシュスキルが割り当ててあります。

また、白枠のG7ボタンには連打マクロが仕込んであります。

これはクラフター時にマクロを連続実行するためですね。

緑枠をG600側で押す事は無いので、合理性を追求するとG600の緑枠には赤か白のアサインと同じ状態にしておくべきなのでしょうが、本当に何となく緑枠のアサインはホットバーの緑枠の内容と同じにしています。

G600の使い方に関しては以上になります。

左手デバイスMH-DeltaをFF14で使う

まず、私のMH-Deltaのホームポジションは以下の位置です。

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最初は1列右側にずれた位置をホームポジションとしていたのですが、移動中のジャンプと、戦闘中のタゲ切替やスキル回しを共存させるべく試行錯誤した結果上の位置になりました。

上面から見たキーアサインはこうなっています。

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緑枠の12個のスキルをMH-Deltaのメインキーに割り当てています。

上のホットバーはモブハンにしか出していない戦士用なのでピンと来ないかも知れませんが、DPS職だとこの緑枠と赤枠がスキル回しのメインなので最もアクセス頻度が高くなります。

このためホームポジションも緑枠基準になっています。

また、スキル以外の最右列には移動中に押す事が多いジャンプ及び、戦闘中のタゲ切替をアサインしてあります。

「ホイール・上」にはクロスホットバーを切り替えるためにF12をアサインしています。

マウス+キーボード勢が何故クロスホットバー?と思われるかもしれませんが、以前書いた以下の記事を参考にしてもらえればと思います。

新生FF14キーボード&マウス勢もクロスホットバーを活用しよう
新生FF14には「クロスホットバー」という機能があります。これはそもそもゲームパッドでプレイしている人向けのもので、パッドのRボタンを押しながら方向キーあるいはABXYのいずれかを押すと、クロスホットバーのセットを8パターンから切り替える事...

デジタル上下左右キーにはAlt + -, Alt + N, Alt + 8, Shift + 8をアサインし、緑枠の12個に収まらないスキル2個とテレポ、マウント騎乗を割り当ててありますが、これらは基本使う頻度が低いものを割り当ててあります。

続いて側面です。

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スティックはキャラ移動、緑枠に収まらないが割と使用頻度が高いスキル2個をZ1,Z2にアサインしています。

Z3の「抜刀」は、「武器を納め、一切動かないとダメージを受ける」というDPS職にとっては糞イラつく攻撃をしてくるエネミーがちょくちょく存在するため、ギリギリのタイミングで抜刀/納刀を切り替える必要があるためです。

側面のデジタル上下左右キーには、マップ表示とESC(ウィンドウキャンセル汎用)をアサインしてあります。

MH-Deltaの制御ソフト上でのアサインマップは以下です。

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MH-Deltaはアナログスティック、デジタル上下左右キーx2共に、押し込みもスイッチとして機能します。

制御ソフト上ではそれぞれの押し込みはP1, P2, P3となっています。

私はスティック押し込みが個人的に余り好きじゃないので基本使わないのですが、アナログスティックの押し込みであるP1にのみ「r(移動中に現在の移動方向を維持し続ける)」をアサインしてあります。

マウントに乗って移動中に、同じ方向にずっと移動し続ける必要がある場合に押すキーですね。

FF14のマップは大して広くない上、エーテライトがあっちこっちにあるので、余りこれを使う状況ってありませんが。

MH-Deltaの使い方に関しては以上となります。

デスクトップのMH-Delta周辺

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ホームポジションの中指の位置のキートップに、滑り止めシートを貼っています。

これは指の感触でホームポジションの位置を確認するためのものです。

MH-Deltaはキーの配置が素直なのでホームポジションがズレる事は滅多に無いのですが、それでもレイド等でわちゃわちゃするといつの間にか左手が1列ずれたりします。

MH-Deltaのキートップは全て平滑・同一なのでブラインドタッチで指の感触だけではホームポジションを探せないため、その対策ですね。

また、私は強化ガラスの机を使っているのですが元々腱鞘炎持ちのためLogicool G13を左手デバイスとして使っていた時期もリストレストを置いていました。

手前のリストレストは肘用です。

基本的に手首・肘を可能な限り曲げず水平に保ちたいのでこうしています。

デバイスやリストレストの下に敷いてある黒い網タイツみたいなのは滑り止めシートです。

これはG13を使っていた時の名残り&他にも3D Connexionの3Dスティックを横に置いたりするので、それ用の滑り止めですね。

G13も底面に滑り止めのゴムが付いているのですが、何せG13はメンテのために分解する必要があり、分解するためにはその滑り止めゴムを剥がさなければならない(ゴムの下にネジがあるため)という設計です。

なのでG13は1度分解すると滑り止めシート無しでは強化ガラスの机の上では安定しなくなってしまいます。

MH-Deltaに関しては、こちらも初期状態では底面に滑り止めのゴムが付いているので、強化ガラスの机に置いても滑る事はありません。

まとめ

PCゲームの入力デバイスと言うのは人それぞれであり、どれが正解とか言えないとは思います。

フライトシミュレーター界隈やレーシングゲーム界隈とか凄い事になってますしね。

とは言え、MMOに関しては多ボタンマウス+左手デバイスが最適解なのは真理だと思いますし、フライトシミュ界隈ほどお金がかかるという訳でもありません。

G600とMH-Deltaで合計2万円強かかりますが、パッドでのスキル回しがキツイなあと思われている方は試してみてはいかがでしょうか。

最初は試行錯誤、四苦八苦する事になるかも知れませんが、1度慣れてしまえばあなたも「パパパパッドでMMOwwwwwww」と言う事になるでしょう。

 

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