ミラージュドレッサーって実際便利なの?~使い方とメリットとデメリットまとめ

アイキャッチ・ミラージュドレッサーって実際便利なの?~使い方とメリットとデメリットまとめ ミラプリ

私は今までずっと「ミラージュドレッサー」「ミラージュプレート」を一切使ってきませんでした。

実装されたのは随分前なんですが、当初は「ミラージュドレッサーに入れた装備はミラプリには使えるが、普通に装備する事ができなくなる」という仕様でした(今は幻影化を解除して普通の装備に戻す事ができます)。

その仕様もさる事ながら、ミラージュドレッサーと幻影化の仕様がとにかくゴチャゴチャとややこしく、まとめサイトを探しても「え?何?結局どういう事?何が嬉しいのコレ?」となる記事ばかりで「面倒くせぇ・・・いらんわ」と放置していました。

今回「しょうがないにゃあ・・・使ってみるか」と思い立ったのは漆黒のヴィランズでミラージュドレッサーの収納数が200→400に倍増される、という情報を見たからです。

なので、今更なんですがミラージュドレッサーと幻影化、ミラージュプレートについてまとめてみたいと思います。

まず知りたいのは「ミラージュドレッサーって結局使えるの?便利なの?」

いきなり結論から言いますと、ミラージュドレッサー、ミラージュプレート共に「使える度」は5分5分ですね。

何にも結論になってない、歯切れが悪すぎる答えなんですが、実際に使ってみてそう言わざるを得ません。

メリットもあるんですが、それを帳消しにするデメリットもあり、両者の均衡が取れてしまってます。

このバランス感覚はバトル班にも見習ってほしいですね。

後に述べるメリット、デメリットを見て「それなら自分は使ってもいいかな」と「それなら自分はやっぱイラナイ」という人に綺麗に分かれると思います。

ですので、「ミラージュドレッサー」「ミラージュプレート」のそれぞれについて、自分にとってメリットがデメリットを上回ると思った人だけが使うべき機能でしょう。

私的にはどうかというと「なんか微妙過ぎる機能だな・・・でもまぁ背に腹は代えれないし」と無理やり使っている感じです。

ミラージュドレッサーってそもそも何するものなの?

ミラージュプリズムを使って装備を「幻影化」すると、その装備はミラージュドレッサー内に染色情報付きで収納されます。

幻影化した装備はアーマリーチェストからもカバンからも消え、ミラージュドレッサーの中にしか存在しなくなります。

このため普通の装備として着用することはできなくなりますが、ミラプリとして使う事はできます。

ミラプリ専用の装備を幻影化する事で、アーマリーチェストやカバンの空き容量を増やすという意図で実装されたようです。

ミラージュドレッサーって実際便利なの?~使い方とメリットとデメリットまとめ1

このヘンテコな帽子をミラージュドレッサーに収納したメガネでミラプリしてみます。

ミラージュドレッサーって実際便利なの?~使い方とメリットとデメリットまとめ2

普通のミラプリと同じように、染色情報も含めて投影されます。

ミラージュドレッサーって実際便利なの?~使い方とメリットとデメリットまとめ3

ミラージュドレッサーを使う事によるメリット

「ミラージュドレッサー」に関しては、メリットは以下の2つしかありません。

  1. 幻影化した装備の分、アーマリーチェストやカバンの容量が空く
  2. 幻影化した装備をミラプリに使う時にミラージュプリズムが不要

ですが、まず1のメリット、現状で200個分アーマリーチェストやカバンの容量が空く、というのは誰にとってもインパクトが大きいですよね。

2についてはミラプリ勢からすると結構嬉しいメリットです。

ミラプリの触媒であるミラージュプリズムは今でこそ大した値段でも無いですし、自分で作るのも素材を集めるのも楽ですが、消費物なので常備しておくのも面倒です。

私の場合、いざミラプリしようと思った時にミラージュプリズムの手持ちが無いなんて事はしょっちゅうで、マケで買うにしろ自作するにせよ、ひと手間かかります。

ところが「幻影化」してドレッサーにしまっておいた装備については、何回でもミラージュプリズム無しで武具投影ができるという太っ腹仕様です。

これはミラプリをする回数が多い人ほどメリットに感じる点でしょう。

ミラージュドレッサーを使う事によるデメリット

デメリットと言えるのは以下の点です。

  1. 宿屋でしかミラージュドレッサーを使えず、試着機能が制限される
  2. 一度幻影化した装備は、幻影化を解除して持ち物に戻さない限り、普通に装備する事ができない
  3. 幻影化の際に装備1個毎にミラージュプリズムを消費する
  4. 幻影化すると装備の錬精度、銘が消える
  5. 耐久度が100%の装備じゃないと幻影化できない

結構あります。

が、人によっては「こんなの大してデメリットじゃない」と感じるものもあるでしょう。

宿屋でしかミラージュドレッサーを使えず、試着機能が制限される

1番困るのがこれ。

ミラージュードレッサーを使わない理由の筆頭になると思います。

幻影化した装備は自分の持ち物枠から完全に消滅します。

当然装備する事もできませんし、アーマリーチェストやカバンから試着する事ができません。

但し、「ミラージュドレッサー」という家具にアクセスすると、幻影化した装備をミラプリに使ったり、幻影化したままで染色したり、幻影化を解除して持ち物に戻したりできます。

このミラージュドレッサーですが、現在のところ宿屋にしか存在せず、ハウジングに置くこともできません。

つまり、いざミラプリをしようと思っても、ドレッサーに入っている装備を使う場合はいちいち三国の宿屋まで行かなければなりません。

まずこれが面倒です。

さらに、私はミラプリでよく使う装備はアーマリーチェストに常に入れて持ち歩いているんですが、これは何故かというと、いつでもすぐに試着ができるからです。

街中やIDで「これいいな」と思った装備を見かけると、タゲって試着します。

そして他の部位との組み合わせを、所持品(アーマリーチェスト・かばん・リテイナー)やマケボにある装備を試着して試します。

FF14の「試着」のシステムは度重なるアップデートで恐ろしく多機能になっており、パッチ4.57の時点では装備データへのリンクを得る事さえできれば、持っていなかろうが、マケに出品されていなかろうが、製作した事が無かろうが関係なくその装備を試着する事ができます。

つまり、装備の名前をクリックできる状態になってさえいれば、一度も所持した事がない装備ですら試着する事ができるんですね。

例えば製作できる装備であれば、製作手帳のアイコンからそのまま試着できます。

その上、最新の試着状態を保存する機能が追加されており、例えば街中で見かけた胴装備を試着し、その状態を保存したまま他の部位も別の装備で試着することができます。

もちろん各部位の染色も個別にプレビューできます。

私は24人レイドやIDの開始時にはぐるっと周りを見渡して、「あ!なんか可愛いミラプリしてる」という人を見かけたら急いでその装備をタゲって試着した上、他の部位との組み合わせをササッと試したりしています。

(そのせいで敵への攻撃とか移動が遅れたりするんですがね。別にボーっとしてるわけじゃないのよ。)

ところがミラージュドレッサーに入れてしまった装備は、宿屋に行ってミラージュドレッサーを開かない限りアクセスできません。

ミラージュドレッサーに格納してある装備の名前が分かっていれば /itemsearch コマンドで検索にひっかかりますので試着は可能なのですが、この場合は染色して格納しておいた装備も素の色で試着する事になります。

そもそも宿屋に行かない限りミラージュドレッサーに格納してある装備を見ることができないので、一覧性が著しく低いと言わざるを得ません。

現状の200個の枠ですら、何て名前の装備を格納してあるのか全部覚えるのはキツイです、というか無理。

幻影化してミラージュドレッサーに収納するのは、必然的に「製作できない、マケボにも出品できないオシャレ装備」が多くなるのですが、これらが軒並み「宿屋に行かないと試着すらままならない」状態になってしまいます。

これがどれだけ不便かミラプリ勢ならすぐ分かると思うのですが、開発はどういうつもりでこの仕様にしたんでしょうか。

この問題は「ミラージュドレッサーに入っている装備を、自分の所持品と同様にどこでも一覧から試着することができる」ように修正してくれれば解決する上、そうなれば神対応なのでドレッサーの価値が一気にV字回復なんですが、ドレッサーへのアクセスをわざわざ宿屋に限定しているあたり、実装は難しいんだろうなぁ。

データベースが分かれていて同時アクセスが糞重いとかでしょうかねぇ。

一度幻影化した装備は、幻影化を解除して持ち物に戻さない限り、普通に装備する事ができない

持ち物枠から無くなるので当然なんですが、幻影化した装備を「着用」する事はできません。

必ずミラプリする必要があります。

私はいわゆる街着=同じジョブでもIDに行くための装備じゃないギアセット、にオサレ装備を入れておくって事をよくやるんですが、幻影化すると装備できなくなるので、このギアセットにチェンジした瞬間「装備が見つかりませんでした」と裸になってしまいます。

なので、同じジョブでも街着用ギアセットを作ろうと思ったら、何かしら別の装備を着た上で幻影化した装備でミラプリしなければいけません。

いや、何か適当な装備を用意しておけばいいじゃん、と一見簡単に解決しそうに思えますが、そうは問屋がおろしません。

ミラプリの仕様には、元の装備よりILが高い装備でミラプリできないという制限があります。

さらにご承知の通り、ロール指定が異なる装備もミラプリできません。

オサレ装備が必ずIL1で、全クラス装備できるかというとそんなこたァありませんよね。

紅蓮IDのドロップ装備にだってオサレなものがあります。

つまりオサレ装備用のギアセットを作ろうと思ったら、IL1の安い初期装備を揃えてもダメだって事です。

ジョブ毎に現時点での最高ILに近い、且つ、それを装備してIDには行かない、というものを集めなければいけません。

かなり無理がありますよね。未強化トークン装備とかですか?

さらに、そうやってオサレ装備用ギアセットを用意するって事は、結局その分の装備を持ち物枠に入れているって事になるので、ドレッサーにしまっている意味が無くなります。これ、本末転倒ってヤツです。

ですので結果的に、オサレ装備用ギアセットは1セットだけ用意しておき、見た目は幻影化した装備でミラプリして気分によって入れ替えるって使い方になりますね。

とまあ、このデメリットもミラプリ勢にとっては痛いと思います。

この問題は幻影化した装備も着用できる、ようになれば解決するんですが・・・アレ?それってドレッサーなんぞいらないからアーマリーチェストの容量を増やせって事?

幻影化の際に装備1個毎にミラージュプリズムを消費する

これは大したデメリットではありません。

何せ1度幻影化したら、その装備をミラプリに使う際には一切ミラージュプリズムが不要になるので、十分にお釣りがきます。

ただ、ミラージュドレッサーの枠200個を全て使うなら、ミラージュプリズムも200個必要になるという事になりますね。

幻影化すると装備の錬精度、銘が消える

ミラージュドレッサーって実際便利なの?~使い方とメリットとデメリットまとめ4

銘なんて私はどうでもいいので全く気にしないんですが、どうも気にする変人がいるらしいです。

錬精度についても、幻影化してまでミラプリ用に残したいっていう装備の錬精度を気にするのがちょっと意味不明なので、これもデメリットとしては大したこと無いと思います。

いずれいらなくなったらマテリア化しようと錬精度を上げていたのに、幻影化してそれがリセットされるのが気に食わない、って人もいるのかも知れません。

耐久度が100%の装備じゃないと幻影化できない

これも大したデメリットじゃないですが、いざ幻影化しようと思ってリテイナーから装備を受け取り、宿屋へ行った時点で耐久度が100%じゃなかったら「耐久度が100%じゃない装備は幻影化できません」と拒否られます。

ID装備など、実際に着て戦闘した後で修理しないまま放置しておいた装備がよくこれにひっかかりますね。

まぁ、そう言われたら修理すればいいだけなんですが。

なので、リテイナーに預けっぱなしの装備をまとめて引き取ってもらおうとする際には、1度修理屋に寄って持ち物全部を修理してもらいましょう。

自分で修理してもいいですが、触媒を用意するのが面倒だったりしますからねぇ。

ミラージュプレートって使える?便利?

これも結論から言うと微妙な機能で、絶対使うべき、使わなきゃ損、とまでは言えません。

使っても損する事は一切無いんですが、ミラプリにすごく便利かと言うと全くそんな事はありません。

ミラージュプレートって何するもの?

機能としては、幻影化してミラージュドレッサーに収納した装備を、ギアセットのように組み合わせて保存できます。

一言で表すと「ミラプリ用ギアセット」ですね。

このプレートは現在10セットまで使う事ができ、ギアセットのように「ミラージュプレートの何番」を適用すると、現在の装備が全てミラージュプレートに設定されている装備で投影されます。

装備をセットしていない部位は無視されます。

また、条件にひっかかってミラプリできない部位については、UI上で×マークが付き、ミラージュプレートを適用してもその部位だけ無視されます。

ジョブ・ロール指定装備を、条件を満たさない装備に対してミラプリしようとしたり、ミラプリされる側の装備のILがミラプリしようとする装備のILより低かった場合などですね。

ミラージュプレートを使うメリット

  1. 複数部位をワンクリックで一気にミラプリできる
  2. プレートの適用によるミラプリの際にはミラージュプリズムが不要
  3. ミラージュプレートの各部位に対して染色する事ができるため、高価なカララントの節約になる

メリットとしてはこんなところでしょうか。

複数部位をワンクリックで一気にミラプリできる

お気に入りのコーデをミラージュプレートに登録して、ギアセットの切り替えと同じように一瞬で全部位に投影する事ができます。

ミラージュプレートを使わない場合、元の装備を更新するたびに手動で1部位ずつミラプリしていく事になりますから、それと比較すると非常に効率的ですね。

但しこれには罠があって「ミラージュプレートに登録できるのは幻影化してドレッサーに入っている装備だけ」です。

幻影化していない、普通の装備をミラージュプレートに登録する事ができません。

なので「頻繁に使うお気に入りコーデがある」且つ「そのコーデに使う装備は全て幻影化してある」場合のみ、このメリットを享受する事ができます。

ミラージュプレートの適用によるミラプリにはミラージュプリズムが不要

ミラージュプレートを適用してミラプリする場合、ミラージュプリズムは一切不要です。

ミラージュプレートを使わない場合は、装備更新の度にミラプリする部位の数だけミラージュプリズムが必要になりますから、かなり太っ腹な仕様です。

しかもミラージュプレートは何回でも適用する事ができるので、同じお気に入りコーデを何度も投影する人ほどお得と言えます。

ミラージュプレートの各部位に対して染色する事ができるため、高価なカララントの節約になる

ミラージュプレートに登録後、プレートの各部位を染色できます。

幻影化した装備とは別に染色できるので、幻影化(染色・ピュアホワイト)、プレート(染色・ジェットブラック)という状態で保存しておけるという事になります。

さらに、プレートを適用してミラプリ後は、装備の各部位に対して、さらに別の染色が可能です。

つまり、装備を幻影化すると

  1. 幻影化した装備に対する染色
  2. ミラージュプレート上の染色
  3. ミラプリ適用後の染色

の3種類の染色が使用できるという事になります。

さらに「幻影化した装備」「ミラージュプレートに登録した装備」「ミラージュプレートでミラプリした装備」に対して、後からそれぞれ完全に独立して別の色に染める事も可能です。

通常装備の場合は、

  1. 装備に対する染色
  2. ミラプリ適用後の染色

の2種類ですので、ミラージュプレートに1色分お得になっています。

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ピュアホワイトで染めたスプリングシャツを幻影化し、ミラージュプレートに登録してありますが、このミラージュプレートをジェットブラックで染色してみます。

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こういう状態になります。

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保存すると確認ダイアログが出るので「はい」を選ぶとようやくミラージュプレート側に染色が反映されます。

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ミラージュドレッサーに収納されている幻影化装備を選択すると、ピュアホワイトのまま保持されています。

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ピュアホワイトのスプリングシャツをミラプリする場合や、新しいミラージュプレートに登録する場合は、これがそのまま使えます。

どのような装備を幻影化するべきか

ミラージュドレッサーの収納数は現在200ですので、なんでもかんでも収納するわけにもいきません。

  1. ミラプリにしか使わない、性能的には最強ではない装備
  2. 染色が決まっている装備
  3. 何度もミラプリに使う装備

上の条件いずれかに当てはまる場合はミラージュドレッサーに収納するべきだと言えます。

但し、幻影化のデメリットを考慮して問題ないと判断した場合のみ。

例えばエンペラーシリーズの装備はミラプリにしか使いませんし、染色も無し、何度もミラプリに使うので、最も幻影化するべき装備ですね。

ネイルチップについても、よく使う色のバリエーション分幻影化しておくと便利でしょう。

その他の装備についても「装備してIDに行かないけれど、ミラプリに使うので捨てられない」というものはとりあえず幻影化して良いと思います。

繰り返しになりますが、幻影化のデメリットを考慮した上での話です。

いかがでしょうか。

ミラプリ勢にとっても使えそうで使えない、とは言っても全く使い物にならないかというと、そこまで酷くも無い、微妙な機能だと言わざるを得ないというのがお分かり頂けると思うのですが・・・。

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