航空券のモバイルチェックインをやってみた~これ何がお得なの?

マルペンサ空港 旅行
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イタリア旅行にあたり、航空券の「Webチェックイン」及び「モバイルチェックイン」を試してみました。

今回は実際の手順や何が便利なのかについてまとめたいと思います。

モバイルチェックインって何?

航空券のモバイルチェックインをやってみた~これ何がお得なの?1

航空券についてチェックイン(搭乗手続き)とは「予約した航空券を座席、搭乗口(ゲート)、搭乗時刻などが記載された搭乗券(チケット)に交換する」事を言います。

空港に着いてから最初に済ませなければいけないのがこのチェックインで、チェックインを行わない限りいくら航空券を事前に予約して予約控え(バウチャー)をプリントアウトして持って行ったとしても、搭乗券が発行されていないから飛行機には乗れません。

「予約はしたけど飛行機に乗りに来なかった」という扱いですね。

チェックインの方法は複数種類ある

  1. 航空会社のカウンターに行き、パスポート、予約控えを見せてチェックインする
  2. 空港にある自動チェックイン機で自分でチェックインする「セルフチェックイン」
  3. PCからWebブラウザでチェックインする「Webチェックイン」
  4. スマホから専用アプリでチェックインする「モバイルチェックイン」

今回私はイタリア旅行で利用したアリタリア航空について、3、4を試しました。

事前チェックイン・オンラインチェックイン

1,2は当日空港で行うものですが、3,4は「事前チェックイン」「オンラインチェックイン」とも呼ばれており、最近では殆どの航空会社が対応しています。逆に言えば航空会社が対応していなければ使えない手段です。

「事前チェックイン」「オンラインチェックイン」と呼ばれている事からも分かる通り「搭乗時間の48時間~24時間前になると、空港に行かなくてもオンラインでチェックインが出来る」というのが特徴です。

「何時間前からチェックイン手続きができるか」は航空会社によって異なります。アリタリア航空では「48時間前から」でした。

「Webチェックイン」「モバイルチェックイン」ですが、PCでやるかスマホでやるかの違いはあれど、どちらも「事前に空港以外の場所でチェックインができる」という手段です。

何が嬉しいの?メリットは?

航空券のモバイルチェックインをやってみた~これ何がお得なの?2

私は「Webチェックイン」「モバイルチェックイン」のどちらも利用したのですが、この2つのチェックイン方法は最近ではいろんなサイトでおススメされており、いろいろとメリットが並べ立ててあります。

が、私が利用した限り、お客側のメリットは1つしかありません。

搭乗時刻の48時間~24時間前に座席を予約できる

この1点だけです。

いろんなサイトや航空会社の公式サイトにさえ

  • チェックインカウンターに並ばなくていい
  • 荷物預かり専用のカウンターがある

等と書かれていますが、私が利用したアリタリア航空に関してはどちらも大ウソ。

確かに事前に座席は予約できましたが、じゃあトランクはどこで預けるの?と思ってアリタリア航空の受付に聞いたところ「そこに並べ」と普通にチェックインするレーンを指差されました。

「Webチェックインで発行した搭乗券のプリントアウト」「モバイルチェックインでダウンロードした搭乗券の画像」どちらを見せた場合も同じ。普通にチェックインカウンターの前の行列に並ばされます。

成田でも、ミラノのマルペンサ空港のどちらでも同じ。

公式サイトにはこう書かれていますが

航空券のモバイルチェックインをやってみた~これ何がお得なの?3

「セキュリティチェックとゲートに直接お進みいただけます」

これ、少なくともトランクがある場合は大ウソです。

普通に通常のお客の並んでいる行列に並ばされ、パスポートを提示してトランクを預け、いつも通り紙の搭乗券を発行されました。

ですから最初に書いたように、お客側のメリットは「事前に座席を予約できる」以外は皆無です。

航空会社側には何かメリットがあるのかも知れませんがね。

デメリットは皆無なので「モバイルチェックイン」は必ず利用するべき

座席を48時間前に予約できるというのは、それだけでメリットとしては大きいです。

事前チェックインをしていなかった場合、当日空港でチェックインする際に「空いている席」を割り当てられてしまいます。

これだと複数人で旅行に行く際に離れた席にバラバラに座るハメになる可能性があります。

一人旅だったとしても、飛行機の座席の位置を事前に、自分で選べるというのは大きなメリットです。

事前チェックインで座席を予約するインターフェイスは「映画館のインターネット座席予約」と全く同じです。

座席の並びが表示され、空席から人数分を予約する事ができます。

ですので「トイレに近い」「前に座席が無い」「後ろに座席が無い」といった好みの場所を選び放題です。

もちろんこの事前予約システムは「FF14オーケストラコンサートチケットと同じように完全先着順」ですので、先に取られてしまった席は選べません。

また「事前予約開始直後は全ての座席がフリーな状態か?」と言うと、そういう訳でもありません。

航空会社によるでしょうが、もっと優先して座席を予約するルートがあるようで「Webチェックイン」「モバイルチェックイン」の開始時刻には既に埋まっている席も沢山あります。

まぁそれを言えば、当日だとキャンセルされている席があるかも知れない、とも言えます。

だからと言って「48時間前に好みの座席が埋まっていたから当日のキャンセルに賭ける」という事にはなりませんよね。

これからはモバイルチェックインが主流になるはず

「事前に席を指定できる」というメリットしかない、と書きましたが、デメリットは全くありません。

となると、当日空港でチェックインする人は「事前チェックインしている人より48時間遅れて、その時点で空いている席の中から自分の座席が割り当てられる」という事になります。

これ、何一つイイ事ありませんよね。

つまりWebチェックインあるいはモバイルチェックインを利用しない理由は皆無です。

映画館で例えると、観に行く時間は指定されており、事前に席はWebで予約できるのに当日映画館に行ってから窓口でわざわざ「席は真ん中らへんを希望します」と言うようなものです。

なのでこれから先「事前チェックインを利用しない人」というのは明らかに希少種になるかと思われます。

そしてPCが必要な「Webチェックイン」よりも、スマホで完結する「モバイルチェックイン」が主流になるに違いありません。

「Webチェックイン」と「モバイルチェックイン」どちらを使うべき?

はっきり言って、トランクがある場合(預かり荷物がある場合)はどちらでもいいです。

が、海外旅行に行く人でスマホを持っていない人は余りいないでしょうから、モバイルチェックインでいいんじゃないでしょうか?

「Webチェックイン」「モバイルチェックイン」のどちらも、事前にチェックインを行った際に「オンライン搭乗券」が発行されます。

PCとプリンターがある場合はこのオンライン搭乗券を念のため印刷して空港に持って行くと安心と言えば安心ですが「事前に印刷したオンライン搭乗券が必要になる」という状況はまずありません。

あくまで万一の際の保険です。

「モバイルチェックイン」の場合は専用アプリでチェックイン手続きを行うと、人数分のオンライン搭乗券が画像ファイルとしてダウンロードできます。

私はてっきり、チェックインカウンターでこの画像が必要になるものかと思って見せたのですが、窓口のお姉さんは「いらん」と言って見向きもしませんでした。

「Webチェックイン」で発行したオンライン搭乗券を印刷した物を持って行って、これを見せた時も、窓口ではそんな紙無視されます。

どうも連中、パスポートしか見てません。

これらの反応から考えるに「事前チェックイン」なんてのは、サーバー上で「この人は事前チェックインして座席を確保しているか否か」だけを管理しており、パスポート番号を入力すればその状況が分かるだけ、というシステムに思えます。

だから窓口のお姉さんはパスポート番号を入力して本人確認しているだけでしょう。

で、事前チェックインしているか?していないか?していないなら何人連れか?をパラメータとして空席から適切な座席を割り当て「いつも通りの紙の航空券」がプリントアウトされる、そのようなシステムになっていると思います。

つまり「スマホを持っているならモバイルチェックインをしておけば充分」という事が言えます。

これは私が今回アリタリア航空で「Webチェックイン」「モバイルチェックイン」を利用した際に体験した事なので、航空会社によっては事前チェックインで発行した搭乗券を印刷した上で窓口に持って行かなければならない、という時代錯誤な会社もあるようです。

私のような心配性の場合は「eチケットの控え」「事前チェックインで発行されたオンライン搭乗券」の両方を印刷して持って行くのですが、これらが必要になるのはよっぽどイレギュラーな状況だと思われます。

現にアリタリア航空で成田へ帰る便に乗る際には、パスポート以外必要ありませんでした。

もちろん状況によると思います。

例えば「預けるトランクが無く、機内持ち込みの手荷物だけで、自分が利用する航空会社の自動チェックイン機が空港にあってこれを使って搭乗券を発券する」場合は、事前チェックインした搭乗券の画像、あるいは印刷物が必要になるのでしょう、たぶん。

QRコードを読ませて発券するんだと思います。

つまり人がいる窓口を一切通らない場合ですね。

そうでない場合は結局窓口でお姉さんがパスポート番号から発券まで行ってくれるので「モバイルチェックインで充分」という事になります。

あえて事前チェックインのデメリットを考えてみる

デメリット皆無と書きましたが「帰りの飛行機はモバイルチェックインしか選択肢が無く、搭乗時間の48時間前にスマホをネットに繋いで待機しておく必要がある」というのがデメリットだと言えなくもありません。

「事前チェックインが1週間前から可能」なんて航空会社があるなら別ですが「48時間前」だと日帰り旅行でもない限り帰りの飛行機については事前チェックインは海外で行う事になります。

WebチェックインするためにはPCが必要ですし、Webチェックインで確保した「オンライン搭乗券」を印刷できるのか?画像データをスマホなどに転送できるのか?という不安があります。

最近の海外のホテルではロビーなどにお客が使えるPCが置いてあったりしますが、そんな共有PCでパスポート番号とか入力するのは嫌すぎますからね。

スマホのブラウザからWebチェックインなんてのは、それこそモバイルチェックインの方がUIがスマホに特化されているので何のメリットもありません。

海外でネットにつながる状態にしてあるスマホがあれば、何の問題も無くモバイルチェックインができますし、そこで発行した「オンライン搭乗券」をダウンロードする事ができます。

よって必然的に帰りの飛行機はモバイルチェックインを行う事になります。

ここで「観光地で決められた時間にしか見学できない場所を訪れる場合、事前チェックインの開始時間と被ると困る」という問題が予想されます。

私は1度も利用した事が無いのですが、添乗員付きの完全なツアーの場合、場所から場所へと分刻みで観光客は引っ張りまわされてるじゃないですか?

ツアーじゃないにしても、例えばダヴィンチの「最後の晩餐」を見学する場合なんかは、決められた時間に入場して且つ15分の時間制限があります。

こういった「落ち着いてスマホを操作できない」状況が「帰りの航空券の事前チェックイン開始時間」と被ると困ったことになりそうです。

事前チェックインは「FF14オーケストラコンサートチケットと同じように完全先着順」ですので、予約開始と同時に席を確保しないと無意味です。

なので旅行の日程を考える際は「帰りの飛行機の事前チェックイン開始時間と、時間制限がある見学コースが被らないか」に気を付ける必要がありますね。

モバイルチェックインの手順~アリタリア航空の場合

まずiOS、Androidの専用アプリをスマホにインストールします。

航空券のモバイルチェックインをやってみた~これ何がお得なの?4

CHECK-INボタンをタップします。

航空券のモバイルチェックインをやってみた~これ何がお得なの?5

最初はPNR(Passenger Name Record)のタブが開いていると思います。

航空券を予約した際の控えに記載されていますので、入力します。

PNRが分からない場合は航空券番号でも構いません。この場合はTICKETタブに切り替えて入力します。

名前も入力してSEARCH FLIGHTをタップすると、正しく入力されていれば予約した便とチケットの内容が表示されます。

次にパスポート情報等を入力すると、搭乗する便の座席表が表示されます。

空いている座席を指定して確定すると、オンライン搭乗券の画像が人数分ダウンロードされます。

航空券のモバイルチェックインをやってみた~これ何がお得なの?7

こんな画像データです。

事前チェックインなので、GATETERMINALはあてになりませんし、そもそもTERMINALは空白の状態です。

空港で紙の搭乗券を発券したら、その時点では確定した情報が印刷されます。

ノイズかけてありますが最初のQRコードは自動チェックイン機にかざすんでしょうね、預け荷物が無い場合。

まぁ、アプリの操作に関しては何もひっかかる事はありません。

搭乗者全員のパスポート情報を入力する必要があるって点だけ気を付けていれば良いです。

また、同行者がいる場合でも代表一人で全員分のチェックインが可能です。

パスポート情報は全員分入力する必要がありますが、PNRを入力した時点で〇人分の予約というのはアプリ側で認識してくれています。席を指定する場合も全員分の席が1度で指定できます。

アリタリア航空の場合、モバイルチェックインのアプリ操作に関する日本語マニュアルがどこにも無いのですが、ANAは専用のページを設けていますので参考までにリンクを貼っておきます。

オンラインチェックインご利用方法(スマートフォン)<国際線出発24時間前~75分前までの場合>│海外航空券│ANA国際線
【ANA公式サイト】ANA 全日空。国内線・国際線航空券の予約・購入。マイレージクラブのご紹介。旅行情報もご用意しております。

事前チェックインの注意

航空券のモバイルチェックインをやってみた~これ何がお得なの?6

「Webチェックイン」「モバイルチェックイン」に関して気を付けておいた方がいい事を挙げておきます。

トランジットがある場合は、そちらのチケットも事前チェックインしておく必要がある

例えば同じ航空会社でも、一旦ローマのフィウチミーノ空港に行ってからフィレンツェのペレトラ空港まで国内線で移動する、という経路の場合、搭乗券は2枚必要になるので当然、事前チェックインも2つの航空券に対して行う必要があります。

最初の空港までの航空券に対して事前チェックインできているからと行って、乗り継ぎの国内線の事前チェックインが自動で済んでいるなんて事はありませんので注意しましょう。

eチケット予約控えは念のため印刷&データの両方で持って行く

印刷したeチケット予約控えを搭乗までの間に見せなければいけない機会、というのは実際には無いのですが、予約控えに書かれている情報がいつ必要になるとも知れません。

いくら事前チェックインを済ませていても、結局紙の搭乗券が必要になるのでチェックインカウンターには並ばなければいけません。

私なんかは特に帰国の際、いつも「本当にこのカウンターに並んでいていいのか?実は全然見当違いの所に並んでない?」と不安になります。

なので必ずカウンターの近くにいる係員のお姉さんに予約控えを見せて「Here is ok?」と適当英語で聞かないと安心できません。

また、上にも書きましたが、海外で帰国時の航空券に対してモバイルチェックインをする事になるので、当然PNRあるいは航空券番号が必要になります。こういった情報も予約控えに全て記載されています。

データをスマホに入れておけば事足りるよねと思われるかも知れませんが、スマホが起動しなくなったり、バッテリーが切れてしまったりというアクシデントが発生する可能性を考えると、航空券の予約控えは往復分印刷して持って行ったがいいと思います。

まとめ

「モバイルチェックイン」が可能なら必ず利用しましょう

手順は簡単だし、デメリットもありません。

トランクがある場合メリットは「座席予約を数日前にできる」という点だけ

カウンターに並ばなくていい、とか嘘です。

eチケット予約控え、オンライン搭乗券は念のため持って行く

「モバイルチェックイン」が済んでいたとしても、できれば印刷物を用意しましょう。

最低でも画像データをスマホに入れておきましょう。

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