キュリオロック(QRIO LOCK)2代目導入レビュー~スイッチ式サムターンとプッシュプルノブでちゃんと使えるの?

アイキャッチ・キュリオロック(QRIO LOCK)2代目導入レビュー~スイッチ式サムターンとプッシュプルノブでちゃんと使えるの? 生活
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前々から気になっていたQRIO LOCKというアイテムをとうとう導入し、2ヶ月程使ってみたのでレビューしたいと思います。

QRIO LOCKとは

ドアの内側に取り付けて、サムターンを回す機械です。

現在は第2世代(Q-SL2)が発売されており、第1世代にいろいろ改良を加えたものだそうな。

機械の作りは単純で、サムターンにアタッチメントを被せ、この機械がそのアタッチメントを回すだけです。

機械本体はドアの内側に「両面テープ」で貼り付けます。なので、ドアに穴を開けたりといった面倒な工事は不要となっています。

本体にはカメラ用リチウムパック電池(CR123A)を最大4本(2本は予備)セットし、スマホにインストールした専用アプリから施錠・解錠を行います。

本体とスマホとの通信はBluetooth規格だそうです。

また、サムターンに被せてあるアタッチメントは本体経由で「手動で空けるためのツマミ」と連動している作りなので、ドアの内側からはこのツマミを回す事で今まで通りサムターンを回す事ができます。

この機械の売りとしては、

  1. オートロック機能
  2. ハンズフリー解錠機能

ですね。

オートロック機能はそのまんまの機能で、ドアの柱部分に開閉検知用センサーを貼り付けます。

1度ドアが開いてから閉じるとQRIO LOCKがそれを検知し、サムターンを回して施錠するという具合です。

ハンズフリー解錠機能は、スマホのGPS機能を使い、外出先からドアに近づくだけで解錠されるというものらしいです(使った事ない)。

価格は現在¥22,580、結構いい値段ですね。

オートロック機能が目的で購入

このガジェットの購入理由は、家を出るときに勝手に鍵を閉めてくれる「オートロック」機能に惹かれたからです。

私は月に数回は「あれ?鍵閉めて出たっけ?」と不安になる事があり、年に数回は実際に鍵をかけ忘れて外出してしまいます。

朝なんて1分1秒が惜しいので、ドアが閉まれば勝手に鍵がかかるならどんなに楽だろうかと思っていました。

このQRIO LOCKに関しては、オートロックは今のところ全く問題なく動作しており、この点については申し分ありません。

本体とは別に、ドアの枠に「開閉検知用センサー」を貼り付けるのですが、このセンサーと本体との位置関係で「今ドアが開いているか、閉まっているか」を検知しているようです。

家を出てドアが自重で閉まると、すぐに「カチャッ」と後ろで鍵をかける音が聞こえる、それぐらいのレスポンスできっちり機能してくれます。

これは思っていた通り、とても楽ですね。

「鍵閉めたっけ?」なんて考える必要が無くなったので、とても快適です。

ハンズフリー解錠は使っていない

実は「ハンズフリー解錠」の方は、試してすらいません。

レビューでは「成功率30%」とか書かれており、この製品のネガティブレビューの殆どが「ハンズフリー解錠に期待して買ったのにちゃんと機能しない」という内容で占められているように見えます。

私はそもそも「ハンズフリー解錠」機能を期待して購入したわけではないのと、GPSでスマホの位置を検知して、近くに来たら勝手に解錠する、という仕様そのものに不安を覚えるので使う気がないんですね。

もちろん、100%上手く動くならきっと便利なんでしょう。

ただ、私はそもそもオートロック機能が欲しくて導入したので「自分で解錠するタイミングではなく、GPSで検知されたタイミングで解錠される」という状況だと、ドアを開ける前にまたオートロックがかかりそうでイヤなんですね。

オートロック機能は「ドアが閉まっている」「鍵が開いている」という状態を検知して1~2秒で鍵をかけるぐらいのレスポンスで動作しており、この秒数をユーザーは指定できません。

実際レビューを見ると「ハンズフリー解錠されても、ドアの前に着く頃には再度オートロックがかかってしまう」と書かれています。

この機能を使わない場合、解錠するには「ドアの前でスマホを取り出し、専用アプリの解錠ボタンを押す」あるいは「従来どおり、鍵を差し込んで解錠する」の2択となります。

私は、後で述べる理由もあり毎回スマホを取り出して解錠していますが、アプリを立ち上げて解錠ボタンを押せばタイムラグ無しにすぐ解錠されるので、特に不満は感じていません。

まぁ、両手に荷物を持っていて、手動での解錠が面倒、という状況では、このハンズフリー解錠という機能は便利なんでしょうけどね。

取り付けは結構面倒くさい

事前の予想では「こんなもん10分もあれば取り付け終わるでしょ」と思っていましたが、全然そんな事はなかったです。1時間程かかりました。

この製品は、あらゆる形状のドアノブ、サムターンに対応するためにフレキシブルな機構になっていて、それはつまりドアノブ、サムターンの種類に応じてユーザーがいろいろ調整をしなければならない、という事を意味しています。

私の家は上下に2つのサムターンがあり、ドアノブはプッシュプルタイプ、しかも2つのサムターンは「スイッチ式」と言う防犯仕様です。

まずプッシュプルのドアノブのフレームが大きいため、QRIO LOCKを公式で紹介されているような「縦に配置」する事ができませんでした。

サムターンの土台部分の面積が大きいため、QRIO LOCKの接着面と干渉してしまうんですね。

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ですがQRIO LOCKは別に「縦に配置」限定ではなく、横に配置しても機能するようになっています。

ですのでウチの場合ドアノブに対して水平に配置することで装着する事ができました。

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さらには、ドア面とサムターンの高さの差によって、QRIO LOCK本体の「土台」の高さ及び、サムターンをつまむアタッチメントの位置を細かく調整しなければいけません。

QRIO LOCKには土台の高さを調整するためのパーツが2個付属しており、ウチの場合は2個とも装着する必要がありました。

その上「サムターンをつまむアタッチメントが、ちゃんとサムターンの半ばまで食い込んでいる」必要があるので、これも仮装着しながら細かく調整する必要があります。

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QRIO LOCKの高さ調整が済んだら、いよいよドア面に貼り付けますが、これも一瞬ではありません。

QRIO LOCK本体とサムターンの回転中心をきっちり合わせてずれないように配置し、ドアに両面テープで「2分間押さえ続けて接着」しろと書かれています。

本体の接着が済んでも終了ではなく、次は「ドア開閉センサー」の接着です。

これもQRIO LOCKのサムターンアタッチメントと中心軸を合わせて水平な位置の「ドア枠」に、ドア面と同じ向きで貼り付けなければなりません。

私は最初、このセンサーの貼り付け方向を間違えました。

てっきり「センサー面をQRIO LOCK本体に向ける」ものだと思ったのですが、そうではなく「ドア面にQRIO LOCK本体を貼り付けるのと同じ方向で」ドア枠に貼り付けるのが正しい設置方法です。

説明書が「線画」で書かれており陰影も無いので「正面を向けること」と書かれても「??どっちが正面よ?」となってしまいました。

これ、説明書がイマイチです。

とまぁこんな感じで、設置作業は最初の1回だけとは言え

  1. ドア面への設置位置決め
  2. 本体の高さ調整
  3. サムターンアタッチメントの高さ調節
  4. ドア面への接着
  5. センサーの接着

と、かなり面倒臭かったです。

まぁ「専門の業者を呼ぶ必要もなく、1時間程度で自分で鍵周りを弄れる」と考えたら実際よく出来ているんだと思います。

QRIO LOCKに対する不満点

当初の目的「オートロック」に関しては機能してはいます。

・・・いますが、イロイロ言いたい事があります。

スイッチ式サムターンに関して重大な仕様的欠陥がある

この製品の最大の問題点です。

ウチは先に述べたように、上下にサムターンがあるプッシュプルタイプのドアノブです。

QRIO LOCKは上のサムターンのみに装着しており、下の鍵はどうしているかというと「施錠しない。元々無いものとして扱う」運用をしています。

で、サムターン自体は「スイッチ式」と呼ばれるもので、サムターンの両側に押すタイプのポッチが付いており、サムターンを摘む事でこのスイッチが押されるようになっている。

解錠位置(垂直)に回しても、この表裏のスイッチを押していないと解錠されない、ロックピッキング対策仕様になっています。

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QRIO LOCKは公式で、この「スイッチ式サムターン」に対応している、という事になっていますが、機械的にスイッチを押す仕組みがあるわけではなく「アタッチメントがサムターンを挟んだ時点でこのスイッチも押している状態」になっているだけです。

つまり常にサムターンを摘んだまま、スイッチも押しっぱなしというワケです。

物理鍵で解錠しようとしたら、解錠はできるものの鍵が抜けなくなった

これには焦りました。

スマホを家に置いたまま、鍵だけ持って外出し、帰宅時には鍵を使って解錠したんですね。

そうすると、鍵とサムターンは回るので解錠はできます。

回りますが、鍵がどうやっても抜けない。

え?何が起きたの?とうろたえる事しばし、鍵を挿したままドアを開け、その状態でサムターンを鍵を閉める方向(水平)に回すと抜けました。

どこを探してもそんな仕様は説明されていないんですが、どうもこのスイッチ式サムターンというやつは、スイッチを押したまま鍵を開ける方向(垂直)に回した状態だと、挿さっている鍵が抜けなくなるようです。

ウチは先に述べたように「上下に2個」鍵が付いているタイプのドアで、こういうタイプのためにQRIO LOCKは2個装着して同時に制御する事が可能です。

もちろん2個買わなければならないのでコストも倍かかりますが。

ですが、もし2個のスイッチ式サムターンにQRIO LOCKを装着した場合、物理鍵が1本だけしかない状況だと解錠する事が不可能になってしまいます。

何故なら、上の鍵を解錠しても鍵を抜く事ができません。

下の鍵は施錠されたままなので、当然ドアは開きません。

という事で詰みますね。

物理鍵を2本持っていれば、上下の鍵をそれぞれ1本ずつ挿して解錠できるので、もし閉め出されるリスクを覚悟の上でスイッチ式サムターンに2個のQRIO LOCKを装着するのであれば、外出の際には必ず2本鍵を持って出た方がいいでしょうね。

スマホを忘れた、スマホが壊れた、スマホを落とした、なんて事が発生した時点で家に入れなくなりますからねぇ。

こんな状態では「スイッチ式サムターンに対応している」とは言えない

物理鍵で普通に開けることができなくなるんですから、対応していると言っちゃダメでしょう。

1万歩譲って「スイッチ式サムターンの場合、QRIO LOCKを装着すると物理鍵で解錠する際に鍵が抜けなくなります」と注意書きが最低限必要でしょう。

そもそもスイッチ式サムターンにキチンと対応してもらいたいですね。

サムターンのアタッチメント部分も電気的に制御して、解錠する際のみスイッチを押し、解錠位置になったらスイッチを離す、という機構が必要です。

つまり現在の「サムターンを掴むアタッチメント部分はただのプラスチックのゲタ」に対して設計から見直す必要があるって事ですよ。

というか、この価格(¥22,580)なら当然それぐらいはやっていて然るべきじゃないですか。

オートロックの時間を設定できない

ドアが閉まると、1~2秒でQRIO LOCKがサムターンを回し、鍵をかけます。

レスポンスが速くていいと言えばそうなんですが、解錠はともかく、施錠がこんなにも早いと「来客があって、ちょっとドアを開けて外に出た(スマホも物理鍵も持たずに)」という場合にハッと気付いてももう遅い、という事になります。

こういう事故、必ず起きそうで怖いですね。

ハッキリ言って、オートロックなんて30秒後に鍵がかかったとしても充分です

QRIO LOCKにはこのオートロックが閉まるまでの時間を調整する機能が一切ありません。

これ、正気の沙汰じゃありません。

普通に考えて必須機能だと思うんですが。

解錠・施錠履歴が使えなさ過ぎ

なんかですね、誰が何時何分に解錠した、施錠した、っていうのがアプリで見れるんですね。

そう聞くとQRIO LOCKが内部に「解錠、施錠状態になった時刻を記録」しているのかと思うじゃないですか。

なるほど、誰がいつ鍵を開けたのか分かるって事は、万一外出中に空き巣に入られたらその時間が分かるんだな、そりゃイカスじゃないか、と思ってました。

そんな事は無く、単に「アプリを使って解錠、施錠した場合のみ、その時刻が履歴として見れる」というだけです。

要するに、アプリが記録しているだけです。

物理鍵でドアを開けても、手で内側からサムターンをひねって開けても一切記録されません。

これ無意味でしょ。

一体何のための機能なんだよと。

サムターンにくっついてる機械なんだから、そちらが状態を記録しろよと。

そもそもですね、帰宅時はともかく、家を出る時にわざわざアプリで解錠しません。

普通にサムターンひねりますよそりゃ。

まぁ家族が帰宅した時間が分かるって言えば分かるんでしょうが、物理鍵使った時点でアウトだし、そんな記録を見てどうすんの?って話ですよ。馬鹿馬鹿しい。

まとめ

オートロック装置としては使えてはいます。

いますが、ハッキリ言って今の時点では値段不相応だと思います。

安っぽい作りにしろ、根本的に貧相な設計思想にしろ、2万円で売っていい商品ではありません。

せいぜい8000円ってとこでしょう。

  1. スイッチ式サムターンに完璧に対応
  2. オートロックの秒数をユーザーが設定できる

この2点が改善されるなら2万円という値段は別に惜しくないですし、ウチのように上下にサムターンが付いているドアノブの場合、2個購入しようとも思います。

逆に言えば「サムターンがスイッチ式でない」場合は特に問題は無いわけで、オートロックの時間が調節できず、1秒ぐらいですぐに閉まってしまうのが不安じゃない人にとっては充分でしょうかね。

まぁ内容に対して値段が高過ぎるって点は変わりませんが・・・。

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